是枝裕和監督、脚本・坂元裕二さん、音楽・坂本龍一さんによる映画「怪物」(AOI Pro.出資・制作)が、「第24回ニューポート・ビーチ映画祭」の審査員賞にて「最優秀作品賞」を受賞。
坂元裕二さんが「最優秀脚本賞」、湊と依里の担任教師・保利道敏を演じた永山瑛太さんが「最優秀男優賞」を受賞しました。

本映画祭は、アメリカ・南カリフォルニア最大級の映画祭として国際的に認められており、毎年58,000人以上が出席し、350以上の映画上映会が実施されます。今年は10月12日から19日までの8日間に渡って開催されました。

映画「怪物」の舞台は、大きな湖のある郊外の町。
息子を愛するシングルマザー、生徒思いの学校教師、そして無邪気な子供たち。
それは、よくある子供同士のケンカに見えた。
しかし、彼らの食い違う主張は次第に社会やメディアを巻き込み、大事になっていく。
そしてある嵐の朝、子供たちは忽然と姿を消した――。

出演は、安藤サクラさん、永山瑛太さん、田中裕子さんら変幻自在な演技で観る者を圧倒する実力派と、二人の少年を瑞々しくかつ情感豊かに演じる新星・黒川想矢さんと柊木陽太さんに加え、高畑充希さん、角田晃広さん、中村獅童さんら多彩で豪華なキャスト陣。

「第76回カンヌ国際映画祭」では坂元裕二さんが脚本賞を受賞、また日本初のクィア・パルム賞を受賞。世界3大映画祭のひとつ・カンヌ映画祭で2冠を果たし、世界でも高く評価されています。

また、「第42回バンクーバー国際映画祭」のガラ・スペシャルプレゼンテーション部門にて観客賞を受賞しました。

今後はアメリカでの上映を予定しており、11月22日にニューヨーク、12月1日にロサンゼルスで公開予定です。